皆さんは「水素」に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか。理科の実験で使うもの、というイメージを持たれている方が多いかと思います。理科の水素と酸素を使った実験を覚えているでしょうか。水上置換法で試験管の中に酸素を溜め、溜めた酸素にマッチ棒を近づけるとボンッと大きな音を立てて爆発するという実験がそれです。理科で使うぐらいだから「危険」というイメージを強く持たれている方も多いはずです。そんなものを体に取り込んでも平気なのでしょうか?安全性に疑いを持つということはすごくいいことです。実際に体の中に取り入れることになるわけですからね。ここでは水素水についての理解を深めていくために、安全性や副作用について詳しく解説してみます。
一番気になるところは、水素を体に取り入れても本当の問題がないのか、という点になるでしょう。結論から言えば、水素は非常に安全なものです。水素は、厚生労働省によって「食品添加物」として認可されています。食品添加物は、厚生労働省が認めたものだけにその称号が与えられるものです。もっと簡単にいえば、人体に害がないことが国によって証明されていると言えます。1995年に厚生労働省に認可されたのですが、その後も、継続的に厳しい検査が行われ、そのたび、食品添加物として認可されてきた経緯がありますので、安全性は非常に高いものとなっています。
厚生労働省に「食品添加物」として認可されているので、水素はすごく安全なものだとわかりました。水素水は水素が高濃度で溶けだしているだけのものですから、水素水も同様に安全性が高いと言えます。では、副作用はないのでしょうか?答えだけを聞きたい方に簡潔に教えてしまうと、水素水は副作用の心配なく飲んでいくことができます。
ここからは少し詳しく解説してみます。水素は活性酸素を中和(≒取り除く)するのに役立つのですが、活性酸素には善玉と悪玉の2タイプがあります。水素は悪玉の活性酸素を中和するのに役立つので、免疫力をサポートする善玉の活性酸素は残してくれますから、体の免疫力を低下させる心配はありません。悪玉の活性酸素は無害な水に還元され、それらは体外へ出されていきますので、水素水は体に無害と言われています。多く飲んでしまってもやはり体外へ排泄されますので、副作用の心配なく飲み続けることができます。
水素水は体に害がなく、また、それでいながら体の免疫力をサポートしくれますので、体のために飲んでいきたい方にはぜひ飲んでもらいたいのですが、あまり過信しすぎないことが大事です。大量に飲んでも体外へ排泄されると言われていますが、例えば、お水をたくさん飲み過ぎてしまうとむくみになったり、あまりにも大量に飲むと水毒といって排泄しきれない状態になることがあるので、飲み過ぎないようにしてください。ダイエットや美容目的で飲まれがちですが、これはあくまでも健康的な食生活に適度な運動をしている体にとっての話ですから、飲んでいるだけで痩せるだとか、お肌が10歳、20歳若返るなどと過度な期待をしすぎないように飲んでいきましょう。