各社がこわだりの水素水を販売していて、消費者側としても選択肢が増えるのは嬉しいことですが、水素水って決して安いものではないですから、失敗したくないですよね。そのためには、選び方にも少し慎重にならなければならないのです。実際、何を選んでもいい、というわけないです。水素水の上手な選び方をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
水素は地球上で最も小さく、そして、軽い分子だと言われているように、水中から抜け出しやすい性質を持っています。これはつまり、開封した瞬間から水素が抜けだしてしまうということです。例えば、最近は水素水を生成する水素サーバーが人気だったりしますが、サーバーは節穴だらけ。サーバーから水素水を飲むときにコップに出しますが、コップに出した時点で水素はかなりの量が抜けてしまうわけです。ペットボトルもプラスチックから水素が抜けると言われているのであまりよくないです。パウチ、それもアルミ素材のパウチだと水素が抜けにくいので、まずはアルミタイプのパウチ←に絞ってみましょう。
ppmとは成分の含有量のことを表す略語です。正式には「Parts Per Million」と言い、1ppmで水1Lに1mgの水素が配合されていることになります。ppmで水素水を選ぶ場合の基準としては、充填時1.6ppm前後の値をクリアしている物を選ぶようにするといいです。ppmが高ければ高いほどいいものというイメージがありますが、実際はそうではなくて、1.57ppm以上だと容器に圧力がかかり、開封と同時に水素が抜けやすくなるので、1.57ppmを大きく上回らないように1.6ppm前後の水素水を選ぶのが賢明です。
水素の弱点は、大気中に拡散されやすい(=抜けやすい)ことです。せっかく高濃度で濃縮された水素も抜けてしまってはほぼ無意味になってします。そこでポイントになるのが「ナノ技術」です。例えば、空気に触れても水素が抜けにくい「ナノバブル」といった特殊技術で作れれた水素水を選んであげると水素が空気に触れても抜けにくくなります。製造方法の欄から「ナノ○○」といった技術が採用されているかどうかチェックしてみましょう。
水素水は、大気中に拡散しやすい水素を特殊技術によって水中に閉じ込めたりするわけなので、設備にもお金がかかったりし、その分、コストもどうしても高くなってしまいます。でも、水素水は毎日飲んでこそ意味のあるものなので、できるだけコストのかからないものを選ぶようにしたいです。1日に300〜500円程度に抑えられるものを選んであげたほうが続けやすいでしょう。
コスパは、コストのことだけではないです。コスト“パフォーマンス”なので、そのパフォーマンスについても考える必要があります。水素水には分包タイプ(パウチやペットボトル)と生成タイプ(サーバー)がありますが、サーバーだと1Lあたりの単価は安いのですが、サーバーのレンタル代や電気代、設置台、ボトルの送料、水素水の代金など、月々のコストを考えると決してコスパがいいとは言えないです。外出先でも飲みたい、もっと手軽に飲みたい、そう考えるのであれば、やはり、パウチタイプを選んだほうが賢く飲み続けていくことができるでしょう。
商品情報をより細かくみてみると、【エネルギー0kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物0g、ナトリウム0.55mg】のように成分の含有量をチェックすることができます。「よくわからないし、私にはあんまり関係がない」と思っている方が多いのですが、関係ありありです。一応みておきたいのが「ナトリウムの含有量」です。体内でナトリウムの量が多くなるとむくみがつくられやすくなってしまうので、普段むくみを感じやすいような方は、あまりナトリウムの量が多いものを選ばないほうがいいです。それでも、基本的にはお水に水素が高濃度で溶けだしている状態だけですので、そこまで過敏にならなくてもいいでしょう。