水素水とは、水素が高濃度で溶けだしている状態のお水のことを言います。水素は地球上で最も小さな分子と言われていることから、水素を水中に閉じ込めるのには特殊な技術を伴います。なので、水素水は自宅で手軽に作れるものではないのです。ただ、昨今は通販等で手軽に水素水が購入できる時代になっていますので、作るのは難しいですが、手軽に飲める時代になりました。水素水の購入をお考えの方には水素が抜けにくいパウチタイプのものをおすすめするのと同時に、「ppm」にも少し注目してもらいたいと思います。水素水の成分表示によくこの「ppm」が表記されているのですが、一体どういう意味なのでしょうか?
ppmは「Parts Per Million」の頭文字をとってppmと呼ばれています。Partは“○○の一つ”、Perは“○○につき”、Millionは“100万”、という意味ですね。なので、Parts Per Millionを和訳すると「100万分の1」と表現されます。
つまり、『1ppmは水1Lに1mgの水素が含まれている』という意味になります。
まれにppbという表記もありますが、これは10億分の1という表現になるので、1000ppbで水1Lに1mgの水素が含まれていることになります。数字が大きくなるので水素が多く含まれる印象を受けるかもしれませんが、そうではないのですね。消費者を騙そうとあえてppb表記を採用しているものもあったりしますので、その点は注意しなければなりません。
水素水を飲む目的はもちろん水素を摂りたいため、ですよね?水素を多く摂るには、水素がたくさん含有されていなければならないので、購入の際に「ppm」の数字が大きなものを選ぶというのは購入のひとつの決め手になってくるはずです。各社こだわりの水素水を販売しているのですが、目安として、現在人気の水素水だと、ppmは「0.8〜1.6ppm」が平均値となっています。
なんとなくppmは高ければ高いほどいい、というイメージがあるかもしれませんんが、実際のところは、ただppmが高いだけでは品質が高いとは言い切れません。例えば、平均値を大きく上回る3.0ppmの水素水だと、容器の内部に大きな圧力がかかった状態になるので、開封した瞬間から水素がドバッと抜け出してしまうそうです。これではせっかく高濃度で水素を凝縮した意味もなくなってしまいます。このような水素の弱点を考えると、容器をぎりぎり圧迫しない「1.6ppm前後」の値の水素水を選んであげたほうがしっかりと水素を体の中に届けることができるようになります。加えて、「ナノ技術」を採用した製法で作られた水素水を選んであげたりすれば、より水素は抜けにくくなります。